What We Leave Behind

私の両親は80代後半で、記憶障害や認知症に悩まされている。近頃両親は介護施設に入所したが、その前に彼らの等身大のポートレイトをサイアノタイプで制作しました。彼らが置いて行った私物と共に写したものもある。彼らは何者なのか、私がどこから来たのかを残したいのだ。本シリーズの作品「Family Tree」は、両親の入所後に彼らの服を用いて制作した。

写真家について

以前は新聞社のカメラマンや雑誌のアート編集者を務めていた。ヴィンテージカメラやピンホールカメラ、デジタルカメラだけでなくプラスチックカメラも使用し、自然環境や自身の私生活を探求している。リスプリントや手彩色、グラビア印刷、エンカウスティック、フォトグラム、サイアノタイプなどのオルタナティヴプロセスを使った作品制作に大いに引き付けられている。多数の受賞歴があり、「The World of Lith Printing」、「Fuzion Magazine」（共にイギリス）、「Fine Art Photo」（ドイツ）「She Shoots Film」（オーストラリア）などの雑誌で広く掲載されている。シリーズ「The Growing Season」のうち1点がRacine Art Museumのパーマネントコレクションとして、ショートフィルムがイギリスのナショナルジオグラフィックチャンネルとWeather Channelに購入された。イギリスやヨーロッパでの100以上もの審査制の展示に参加し、地元のウィスコンシン州ではCharles Allis Art MuseumやCedarburg Art Museumにて作品を展示。デンバーやヒューストン、アマリロ、テキサス州ジョンソン・シティで屋外に展示されているような、大規模なパブリックアートのプロジェクトの作品もある。

ウェブサイト: www.vickireed.com