Still Here

Lydia Goldblattによる『Still Here』では、私的な写真を崇高な光と影の中に置くことで、個人の存在という儚い影を、永続する人類の物語の上にトレースしています。柔らかさが特徴である作品は、死の必然性、時間、愛、喪失について深く濃く考えさせ、そのなかで物質を精査することで、極めて抽象的な疑問を解き明かしています。写真はひとつのものの細部に限定されているものが多く、棚に置き忘れられた時計、閉じられた瞼、太陽に照らされたミツバチの姿などが写し出されています。

 

写真家について
Lydia Goldblatt 
写真家。ロンドンをベースに活動。2006年London College of Communicationsにて写真修士号をDistinctionの評価で取得。シリーズ「Still Here」にてドイツのFelix Nussbaum Museumで個展を開催、また同シリーズがHatje Cantzより出版。2014年には、ニューヨークのギャラリーRick Wester fine Artにて個展を開催したほか、アルル国際写真祭をはじめ、イギリス、チェコ、ギリシャ、中国、マレーシア、韓国、そして日本でも展示を行った。これまでの受賞歴に、Sovereign European Art Prize(2010)、Fundacion Botin Residency Award(2011)、Magenta Flash Forward Award(2013)、Tokyo International Photography Competitionでのグランプリ(2014)など。
http://www.lydiagoldblatt.com/
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