Galerna

私は1978年にバスク地方(スペイン)で生まれました。
2006年、「ガレルナ(Galerna)」という写真プロジェクトに着手しました。このプロジェクトで、私は自分の母国の政治の複雑さを人類学的見地から明らかにしようとしました。
後期石器時代を想起する手段として、私の母国にある洞窟壁画の象徴的で儀式主義的な世界に焦点を当て、私の母国に住んでいた人々が残した痕跡を解釈し直すことにしました。
このように、この「ガレルナ」プロジェクトでは、アイデンティティという概念の妥当性を疑い、長い歴史と多くの魔術的儀式の残るこの地域の実態を明らかにしようとしました。私は地球の最も奥まった場所を詳細に探ることで、見る人と宇宙がつながるようにしたいのです。宇宙は、人類の先祖の霊と私たち人間と、人間を今日まで導いてくれた信頼システムとしての自然とのバランスへの注意を喚起します。
私たち人間は大地から生まれました。大地は私たちの世話をしてくれるわけではありませんが、大地から切り離されたら、私たちの歴史の本質も失われることになります。

 

写真家について
ジョン・カズナーヴ(1978年サン・セバスチャン生まれ)
デウスト大学経済学部で学び、2001年学位取得。金融業界に5年間身を置いた後、写真を学ぶためバルセロナに移住(2006)。
カズナーヴは、現代世界の側面を捉え、記録する手段として、ドキュメンタリー写真を撮るようになりました。オスロで開催された第1回マグナム・ワークショップの参加者の一人に選ばれた後、ペップ・ボネット、クリストファー・アンダーソン、パオロ・ペレグリンの下で研究を完成させることにしました。
それ以降はガレルナ(GALERNA)と呼ばれる長期的な調査プロジェクトを推進しています。この作品は、現代の創作と密接に関係している文化の象徴やシンボルを用いて、人類学的視点からバスク地方の特異性と美的感覚に焦点を当てています。
ウェブサイト: www.joncazenave.com

 

 

 

 

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