The Armory

エリザベス・モランが継続的に探求する作品テーマは、仕事と生活のバランスと葛藤だ。仕事場を撮影したシリーズ「The Armory」は、ポルノ会社「Kink.com」の絶えず変化するセットを記録。誰かに見られるために建設されたプライベートな空間は、個人的な生活空間に見えるが、職場であり「仕事」が隠されている。

人が存在していなくても、空間はそこで行われる行為を暗示し、オーディエンスにシーンを想像させる。人々の需要が支えるポルノは、私たちの欲望そのものを反映しているが、その蔓延はまた、実世界の性的習慣を変化させており、ある種のフィードバックループを作り出している。「フェイクだったものが、製造されている間に本物になる」この作品の考察の面白さはそんなところにある。

写真家について

Elizabeth Moran　

エリザベス・モラン（b。1984年）はブルックリン在住。 彼女は、ニューヨーク大学のティッシュ・スクール・オブ・ザ・アートにて写真と映像学の学士号を取得。サンフランシスコのカリフォルニア美術大学でMFAおよびMAを取得している。彼女の作品は、サンフランシスコのSOMArts、ヒューストンのFotofest、ニューヨークのRAC Gallery、ベルリンのteteなど、国際的に展示されています。 Moranは2012年にMurphy and Cadogan Fellowshipを、2013年にはTierney Fellowshipを受賞し、2013年のMagenta FoundationのFlash Forward（米国）の受賞者の1人に選ばれました。

https://elizabethmoran.com/