Meet the 2014 Jury

サイモン・ベインブリッジ
British Journal of Photography 編集長

2003年にBritish Journal of Photographyの編集長に就任。160年という世界で最も歴史がありながらも未来の不確かだった業界週刊誌だった同誌を、現在では、印刷とデジタルの2つのフォーマットを持つ極めて優良な月刊誌へと進化させた。同誌が紹介する作品や写真業界における視点は、世界中の写真作家や写真プロフェッショナルに高く評価されている。
ロンドンをベースに活動。Prix PictetやDeutsche Borse Photography Prizeなど、数々の国際写真賞に審査員やノミネーターとして貢献。また、フォトフェスティバルやポートフォリオ・レビューにも参加。過去には、2つの国際写真祭で写真展を共同キュレーションしている。

British Journal of Photography

ジム・キャスパー
LensCulture 編集長/出版者

ジム・キャスパーは、世界的な写真のネットワーク及びオンラインマガジンである『レンズカルチャー』の編集長/出版者。『レンズカルチャー』は世界における現代写真のトレンドを紹介するトップクラスのサイトとして知られ、その範囲はアート、メディア、政治、コマーシャルなどにおよぶ。2004年に創刊した同サイトは、現在1日に80ヶ国以上からの訪問者、月に約50万人に及ぶ写真愛好家がアクセスしており、読者数は世界中で急速に増加し続けている。
『レンズカルチャー』では国際的な写真賞を主催するほか、毎年パリで「FotoFest Paris」という大規模なポートフォリオレビューを開催。これらの活動を通じて、何百人もの写真家のキャリアを支援している。
編集長であるジム・キャスパーは写真展のキュレーションの他、雑誌や書籍へ写真に関する寄稿、さらには講演やワークショップを開催し、国際的なフォトコンペの審査員や、ポートフォリオレビューのレビュアーを務めている。また、芸術・教育機関のアドバイザーでもある。

LensCulture



ステーシー・D・クラークソン
Harper’s Magazineディレクター.

clarkson-WEB サウスカロライナ生まれ。ニューヨークを中心に活動。彼女のディレクションの下、Harper誌に掲載されている写真およびイラストレーションは、the American Society of Magazine Editorsにて高い評価を獲得。近年では、2012年にドキュメンタリー写真の分野でNational Magazine Awardを、2013年には、the Overseas Press ClubでOlivier Rebbot Award、そして2014年には国際写真センターのInfitniy Awardを受賞している。
またAmerican Photography_American Illustrationや、the Society of Publication Designers、Communication Artsからも高い評価を受けており、その功績からクラークソン自身も2013年にLucie AwardでPicture Editor of the Yearにノミネートされている。
審査員としての経歴には、the Aaron Siskind Foundation、the Center for Documentary Studies/Honickman First Book Prize、the Michael P. Smith Fundなど。
これまでに、ニューヨークのSchool of Visual Arts、the Savannah College of Art and Design、 バンクーバーのEmily Carr University in Vancouverで写真、絵画、ファインアートの分野で講義の経歴を持つ。

Harper’s Magazine



森山大道
写真家

© Alfredo Jaar

© Alfredo Jaar

1938年大阪生まれ。岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て1964年よりフリー。写真集「にっぽん劇場写真帖」「写真よさようなら」「狩人」「光と影」など多数、San Francisco MOMA(1999年)、Cartier Foundation(2003年)、東京都写真美術館(2008年)、Tate Modern (2012年)、他国内外で展覧会の開催多数。

Daido Moriyama



ラモン・レベルテ
Editorial RMディレクター

ラモン・レベルテは、アートブックパブリッシャーであるRMの写真集プログラム編集長兼クリエイティブディレクターを、1999年に同プログラムがメキシコで設立されて以来務めている。編集した書籍の数は190を越え、それらの書籍は英語とスペイン語の二カ国語で出版。世界中に流通している。RMの写真集プログラムは、ラテンアメリカにおいて最大のプログラムである。
同氏は世界中の主要なフォーラムにおいて、講演やワークショップも積極的に行っている。
その活動の場はドイツ・カッセルでのフォトブック・フォーラムに始まり、ニューヨーク・アパチャーでのラテンアメリカ・フォトブック・シンポジウム、アムステルダムで世界報道写真財団が主催するジュープ・スワート・マスタークラス、さらにブラジル・サンパウロでのラテンアメリカ・フォトフォーラムなど、多岐に渡る。2013年には、ニューヨークの国際写真センターが主催するインフィニティ・アワードの審査員も務めた。
また、4カ国語で出版され、2012年にアルル国際写真フェスティバルでベストブック・アワードを獲得した『The Latin American Photobook』の共著者でもある。RMが主催するラテンアメリカの写真集コンテストの創立者でもあり、2010年から毎年開催されているこのコンテストを通じて、ラテンアメリカの写真家たちの作品を出版、奨励していくことを目指している。

Editorial RM


カーラ・ソザーニ
Galleria Carla Sozzaniディレクター

© Rosi Di Stefano

© Rosi Di Stefano

1947年、イタリアのマントヴァに生まれる。近年はミラノやパリをベースに活動。
1966年 ボッコーニ大学を卒業。
1968-1986年 様々なファッション誌の編集職として勤務し、編集長としてVogue Italiaの特別号全てを監修。
1987年 Italian Elleを立ち上げる。
1988年 出版社Carla Sozzani Editoreを設立。この旗印の下で、ファインアートやファッション、デザインや写真の現代的・歴史的様相の分野の本が進歩した。
1990年 Galleria Carla Sozzaniを開く。ヘルムート・ニュートンやアニー・リーボヴィッツ、アーヴィング・ペン、ブルース・ウェーバー、バート・スターン、サラ・ムーン、アレクサンドル・ロトチェンコ、パオロ・ロベルシ、デビッド・ベイリー、ティム・ウォーカー、ロバート・ポリドリ、ウィリアム・クラインなどのアーティストを含む、250を超える展示を行う。また、同時期に写真、アート、デザインに特化した書店をオープン。
1991年 ギャラリーと書店を拡大。その後20年に渡り、「多機能スペースであり、寄り合いの場、カルチャーと商業の融合する場」という10 Corso Comoのコンセプト指針を通じてゾザーニのビジョンは広がり、世界中のアート、写真、ファッション、デザイン、音楽、社会へ貢献している。
2002-2012年 10 Corso Comoのコンセプトは、東京、ソウル、上海などアジア圏に拡大。
2013年 リミテッドエディションのカタログ「raisonné, 22 years of Galleria Carla Sozzani」が、Carla Sozzani Editoreより発行。
2014年 Carla Sozzaniによる10 Corso Como from A to ZがRizzoliより発行。

Galleria Carla Sozzani



竹内万里子
写真批評家、キュレーター、京都造形芸術大学准教授

Photograph © Masakazu Onishi

Photograph © Masakazu Onishi

写真批評家、キュレーター、京都造形芸術大学准教授。『鷹野隆大:1993-1996』、志賀理江子『螺旋海岸|notebook』、オサム・ジェームス・中川『GAMA CAVES』など数多くの写真集、図録、雑誌、新聞等に寄稿。主な共著に『日本の写真家101』、『The Oxford Companion to the Photograph』など多数。訳書にジョナサン・トーゴヴニク『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』などがある。2008年「パリフォト」日本特集ゲストキュレーター。同年フルブライト奨学金を受けて渡米。国内外の写真祭やワークショップで講師を務める。

Mariko Takeuchi



南條史生
森美術館館長

Photo © Makiko Nawa

Photo © Makiko Nawa

1949年東京生まれ。森美術館館長。慶應義塾大学経済学部、文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金等を経て、2002年より森美術館副館長、2006年11月より現職。過去にヴェニスビエンナーレ日本館(1997)及び台北ビエンナーレ(1998)コミッショナー、ターナー賞審査員(1998)、横浜トリエンナーレ(2001)、シンガポールビエンナーレ(2006及び2008)のアートディレクター等を歴任。写真賞審査としては、キャノン写真新世紀(1991-2009)、Prix Pictet (2009-)、Nikon Photo Contest(2012-2013)等がある。

Mori Art Museum



バーバラ・タンネンバウム
クリーブランド美術館 写真部門キュレーター

バーバラ・タンネンバウムはクリーブランド美術館の写真部門キュレーター。
近年では、ハンク・ウィリス・トーマスのオンデマンドプリント写真集を扱ったパイオニア的な展示「DIY: Photographers and Books」のキュレーションの他、エメット・ゴーウィンとフランク・ゴーキーによるセント・ヘレンズ山の写真展「American Vesuvius」などを手掛けている。
クリーブランド美術館以前は、アクロン美術館にて26年間チーフキュレータとして活動。写真史における女性写真家の偉業をテーマにした初の国際大規模写真展を含む、80以上の展示を手掛けた。また、タンネンバウムは写真集や写真書籍の編集執筆も数多く行っており、その中にはラルフ・ユージン・ミートヤード(Rizzoli)や、アンドリュー・ムーアの「Detroit Disassembled」などが含まれる。
美術館の世界に足を踏み入れる以前は、米国ミシガン州ソーガタックにあるオックスボウ・サマー・アートスクールのエグゼクティブ・ディレクターを務め、オーバリン大学、イリノイ大学、ワイオミング大学で美術史を教えている。ミシガン大学の博士号、修士号、リード・カレッジの学士号を取得。
受賞歴に、2010 年のDistinguished Career Award(the Association of Midwest Museums)。

Cleveland Museum of Art